2023年 映画レビュー

※全て劇場鑑賞

01.ラーゲリより愛を込めて

f:id:RH6754:20230102204426j:image

人物描写の丁寧な積み重ねと、それらが紡ぎ出す涙腺崩壊必至の感動物語。終盤はマスクの中が涙でドロドロでした。
今だからこそロシアへの反戦視点でより鮮明に映るし、『ショーシャンクの空に』をリスペクトしたような主人公の台詞も素敵です。ただ、最後のパートは個人的に蛇足に感じました。

02.名探偵コナン 灰原哀物語-黒鉄のミステリートレイン-

タイトル程灰原の出番は多くない。キャラの予習よりも、『漆黒の特急』編を劇場で観たいって言うファン向けの総集編。けど何気に名の知れた人気キャラが勢揃いなので、コナンは映画でしか知らないって人も見易いかもしれない。

特急編の方は普通に面白いです。犯人より被害者がゲス過ぎました。

03.王立宇宙軍 オネアミスの翼

f:id:RH6754:20230114204954j:image

世界観の作り込みが凄まじい映画でした。背景やガジェットの緻密過ぎる描き込みに、当時のアニメーターの皆様による狂気的なまでの拘りが垣間見えます。
宇宙を目指す人類のロマン、ロマンの裏に潜む社会的影響など、封切りから30年以上経った今でも見所が多い作品だと思います。

04.ノースマン 導かれし復讐者

f:id:RH6754:20230120224322j:image

血みどろドロドロ復讐譚。女子供にも一切容赦の無い描写が、ヴァイキング時代の残虐さとエグさをより一層引き立ててた。
徹底した世界観作りにも圧倒されるけど、何より主人公の役作りが本当に凄いです。素晴らしい雄叫びと筋肉。
復讐の虚しさを描く反面、命を未来に繋げる尊さを描いたのも良かった。

05.レジェンド&バタフライ

f:id:RH6754:20230203185910j:image

戦の要素は控えめ。ほぼ信長と濃姫のラブストーリーがメイン。
二人とも個性の強い役者さんですが、思いの外普通にハマってたと思います。修羅の道に進む使命を背負いながら、本心では一途に濃姫を想う信長の荒々しくも繊細な人物像がとても良かった。
仕方ないのだけどやっぱり最後はとても切ない…。

06.鬼滅の刃 上弦集結、そして刀鍛冶の里へ

f:id:RH6754:20230204131217j:image

『刀鍛冶の里編』の第1話の冒頭は「この無限城を見よ!」と言わんばかりのこれ見よがしのカメラワーク。無限城の圧倒的な規模感は凄まじいインパクトがあり、これは劇場で見て欲しいのも納得。
ですが、今作は捻りなくTVアニメまんまをそのまんま上映。各話スタッフロールまで無編集なのはちょっと…。

07.金の国 水の国

キャラデザが少し苦手で敬遠気味でしたが、実際観るとその不安を帳消しにして余りある程物語の読後感が良い。
ナランバヤルがめっちゃ格好良いのですが、他のキャラも魅力的で良い味出してました。立場が違うだけで、悪い奴ってのが出て来ないのが良いですね。
心理描写や説明が丁寧なのも好ポイント。

08.タイタニック ジェームズ・キャメロン25周年3Dリマスター

f:id:RH6754:20230210170919j:image

ゆっくりと沈み崩れて行く鋼鉄の巨船。凄惨極まる沈没事故の様子が、最早映画とは思えぬリアリティを以て真に迫る。後半からはもう瞬きも呼吸も忘れていた。
恋愛映画としても大変上質だが、それ以上に今作は決して忘れてはならない悲劇への悲しくも美しい鎮魂の物語。
初鑑賞が劇場で本当に良かった。

09.RRR

f:id:RH6754:20230213195855j:image

インド映画なんて初めて見たけどすっごく良い!アクションあり友情あり勧善懲悪ありの、超激アツ王道少年漫画展開に思わず息を飲む。
世の風潮に一切押し流されず、最初から最後まで国を問わないただただ純粋な「面白い」「楽しい」だけで構成されたお手本みたいな娯楽映画でした。

10.アントマン&ワスプ クアントマニア

f:id:RH6754:20230217222105j:image

摩訶不思議な量子世界に凄くワクワクした。ヴィランもカーンじゃない方が意外な奴でびっくり。ほぼ非戦闘員なのに美味しいとこ持ってくハンクもカッコいい。
ただ、全体的に画面が暗いのが気になったかな。何が起きてるのかちょっと目を凝らさないと分かりにくいシーンがちらほらあった。
MCUフェーズ5のスタートとしては堅調な出だしの良作といった所。

11.BLUE GIANT

f:id:RH6754:20230218215256j:image

映像で音を魅せるテクニックにアニメの勝利を感じる。
音楽が最高なのは勿論だけど、ストーリーが滅茶苦茶刺さった。若者が努力して努力して、必死に食らいついてのし上がる物語って何が題材でも本当に面白い。
たった2時間少しだけど、漫画10冊をじっくり読んだに等しい満足感があった。

12.エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス

f:id:RH6754:20230311163803j:image

マルチバースを強制行き来させられてるかの如く、頭の中がごちゃごちゃになる映画でした。色んな世界での「自分」を各個人で演じ分ける役者さんの演技力と、マルチバースの滅茶苦茶感を出す演出が物凄い。
ただストーリーはちょっと難しかったですねこれ…中盤から少しついて行けなくなりました。

13.シン・仮面ライダー

f:id:RH6754:20230318190742j:image

全く世代ではありませんが、庵野監督の特撮愛は痛いほど伝わりました。
監督特有の味が滲み出た演出や台詞、迫力ある映像はとても良かったです。怪人もバリエーション豊かで最後まで飽きさせません。
しかし、全体的に詰め込み過ぎな気がします。もう少し内面を知りたいキャラもいたのに勿体無いです。

14.シャザム! 神々の怒り

f:id:RH6754:20230318190746j:image

前作で良かった所の全てが正統進化!笑いあり感動ありアクションありの、前作に続いて安心して楽しめる家族愛ヒーロー映画の良作でした。まさかのゲストキャラに大興奮です!
シャザムのヒーローネームについての話が頻繁に出て来ますが、これはネタを知ってたら中々ニヤリと出来ますねw

15.長ぐつをはいたネコと9つの命

f:id:RH6754:20230322135524j:image

アクションが前作から超進化してて、『スパイダーバース』を彷彿とさせるキレキレの動きがカッコいい。
ヴィランズが皆個性的で魅力があり、特にウルフは異次元のカッコよさ。次回作でも出て欲しいですね。
ストーリーもとても良い。願いってのは案外、気の持ちようであっさり叶う。

16.グリッドマン ユニバース

f:id:RH6754:20230324234505j:image

シナリオがアクションやキャラの触れ合いに偏り気味なのはちょっと気になる所だったかな。
しかし、総評としてはスーパーてんこ盛りなTRIGGERらしい快作です。『SSSS.GRIDMAN』『SSSS.DYNAZENON』(+α)を見ていれば必見の集大成ですね。
ニヤニヤな要素もあり、ファンムービーとしては非常に満足です。

17.らくだい魔女 フウカと闇の魔女

f:id:RH6754:20230403183255j:image

見た目通りの女児向け。特別料金で一般も1600円で固定ですしね。
キャラが皆萌え系の方面ではない感じで可愛らしいのが良いですね。幼子のプニプニ感が良かったです。
内容も極めてシンプルで、上映時間も1時間ちょっとと短め。女児のお子様がいれば一緒に観に行ってもいいかもしれません。

18.AIR エア

f:id:RH6754:20230408232044j:image

社会人になりたて故に、とても胸に響く作品だった。無謀に挑戦し勝利を掴む営業マン達の物語。
大人ってカッコいいって思える映画です。スーパースターの周りにも歴史を変えたスーパーな大人達がいるんですね。
「ただの靴でも誰かが履けば意味が生まれる」作中何度か出て来たとても良い言葉でした。

19.名探偵コナン 黒鉄の魚影

f:id:RH6754:20230415153512j:image

全体的にシリアスな展開で、ストーリーに意外性もあって良かった。
超人気キャラの安室と赤井も出ますが、メインの灰原を食うほどではありません。キャラに一人一人見せ場があるのが良いですね。
切なくとも爽やかな余韻の残るラストも凄く好きです。個人的に、今まで観たコナン映画で一番好きでした。

20.東京リベンジャーズ2 血のハロウィン編-運命-

f:id:RH6754:20230505000635j:image

前後編の前編らしく、伏線を張りまくって後編への引きに終始。
それだけに、ミステリー要素と人間ドラマでグイグイ物語に引き込まれる!展開はある程度分かってても後編が楽しみになる作品でした!
原作時点でアレな奴でしたけど、一虎はやっぱりどうしようもない奴ですね…(苦笑)

21.ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー

f:id:RH6754:20230511230614j:image

劇場スクリーンであっても活き活きと動き回るマリオ達。そして自然かつ丁寧に物語に組み込まれた小ネタという小ネタ。
一度でもマリオを遊んだことがあれば観ないという選択肢は無い。多少値が張ってでも4DXが超お勧めです。
大人も子どももおねーさんも楽しめる、任天堂らしい大傑作エンタメでした。

22.ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー VOLUME3

ロケットの過去回想が割と鬱。映画全体の話でもありますが改造生物達が絵的に割とグロい。なまじ長いのでそれが少しきつかった…。
何よりの見所はヴィランの快演ですね。これが見れただけでも字幕で観てよかったです。
笑いあり感動あり友情あり。キャラ魅力も抜群でGoG完結編に相応しい一作でした。

23.岸辺露伴 ルーヴルへ行く

f:id:RH6754:20230528132953j:image

ドラマシリーズは見ずに初鑑賞。
ベタに漫画まんまのキャラではなく、実写ならではの解釈と雰囲気作りで再現された正に"現実世界の露伴先生"でした。
原作からしてそうなのですが、ストーリーも『世にも奇妙な物語』みたいで面白かったです。この露伴の物語をもっと見たいと思える作品でした。

24.ザ・フラッシュ

f:id:RH6754:20230618154525j:image

古参アメコミ映画ファン歓喜のお祭り作品!まさか「あの人」をまた映画で見ることが出来るなんて…!
マルチバースものお約束のテーマではありましたが、それでもラストシーンは涙腺が緩む…。こう言うのに自分は弱い…。
アクションも非常に見応えがあり、フラッシュ初の映画化に相応しい良作でした。

25.スパイダーマン アクロス・ザ・スパイダーバース

f:id:RH6754:20230618154502j:image

前作からまるで衰えないどころかパワーアップさえした圧倒的なアニメの表現力!これまでのスパイダーマンとは異なり、避けられない運命に抗うというストーリーも非常に斬新でハラハラしました。
後編が楽しみで楽しみで仕方がありません!次は東映版とレオパルドンが出るかどうかが気になりますw

26.バイオハザード デスアイランド

f:id:RH6754:20230708153647j:image

バイオ史上最強、無敵のドリームチーム結成!
ベテラン主人公達の抜群のチームワークと迫力ある銃撃戦は見応え抜群!彼らの間にある絆や信頼の深さが時折垣間見えるのがとても良かったです。
最近RE3をクリアしたので、最後に出て来た武器でおおっとなりました。しかし映画ではリッカー大人気ですねw

27.君たちはどう生きるか

f:id:RH6754:20230717140701j:image

アート寄りだろうと言う先入観に違わず、世界観は大変魅力的ながらも抽象的な要素多し。細部はご想像にお任せしますって感じですかね。
根幹となる主人公の成長物語としてはとても良く出来た作品でした。口数は少ないのに何考えてるのか大体分かるのが凄い。
嫌なキャラがいないのが良かったですね。

28.ミッション:インポッシブル デッドレコニング-PART ONE-

f:id:RH6754:20230729153126j:image

シリーズ史上最強の敵、爆誕。前後編に渡って戦いが長引くのも納得の大物でした。どうやって勝つつもりなのか続きが気になり過ぎます。
序盤から終盤まで瞬きも忘れるほどの絶体絶命アクションが満載で、正にお手本のようなハリウッド映画。
しかしトムは何歳までこんなこと続けられるのでしょう…。

29.東京リベンジャーズ2 血のハロウィン編-決戦-

f:id:RH6754:20230730235507j:image

場地の生き様に涙。DQNは嫌いだけど、そんなの関係無く掛け値無しな男の友情こそが東リべの華というもの。

ミステリー要素強めだった前編に対し、作劇の7割近くが卍會と芭流覇羅の抗争なので何も考えずに楽しめました。

このまま原作のラストまで行きそうですが、この出来なら今後も期待出来ますね。

30.マイ・エレメント / カールじいさんのデート

f:id:RH6754:20230813205408j:imagef:id:RH6754:20230813184054j:image

※『マイ・エレメント』のみレビュー

近頃物議を醸しがちだったピクサーにしては、今作はかなりストレートに大衆向けな王道恋愛映画ですね。
言うほどこの世界で違う種族と関わりを持ってはいけない感じはありませんでしたが、恋愛ものとしては無難に楽しめたと言う印象。
今夏のデートムービーとして最適な一作ではないでしょうか。

31.SAND LAND

f:id:RH6754:20230819205611j:image

デザイン含め、敵も味方もキャラが皆濃くて良い。さすが鳥山先生。カッコいいジジイはやっぱり最高です。
ベルゼブブの人外技能よりも、戦車主体のアクションは斬新で見所が一杯。
正義の危うさと本質を見る目を曇らせる偏見、本当の悪魔とは誰かなど、深いテーマに切り込んでるのも良かったです。

32.劇場版シティーハンター 天使の涙

f:id:RH6754:20230909002359j:image

令和になってもシティーハンターは全く変わらないシティーハンターのまま。スマホを扱うようになっても、格好良さもノリも全てがありのままな獠達に安心しました。

声優の演技には流石に年齢を感じますが、そこは御愛嬌。

しかし本作では終わらないとは…海原との決着が次に持ち越しなのは少し残念。

33.アリスとテレスのまぼろし工場

f:id:RH6754:20230918210136j:image

前半は少し不可解な点が目立ちますが、後半で一気に種明かしされてからの物語の勢いが素晴らしい。
恋愛物語であり、家族愛や親子愛の物語でもある。一見暗い世界観ながら温かいテーマに帰結するのは流石の岡田麿里氏ですね。
大衆受けはしないかもしれませんが、刺さる人には突き刺さる良作です。

34.スーパーマリオ 魔界帝国の女神

f:id:RH6754:20230918210119j:image

キャラのイメージの違いとか、そういうのは敢えて突っ込みません。
任天堂黒歴史として知られる問題作ですが、多くの人が語るように言うほど悪くはないです。興味本位で見るなら全然アリ。
終始マリオとルイージのバディものな点はイルミ版と比べると明確に優れてる点と言えるでしょうか。

35.ジョン・ウィック コンセクエンス

f:id:RH6754:20230924141752j:image

異能力なんて無くても破茶滅茶にカッコいいアクション。こんなのを考え付くスタッフにもこれを完璧以上にこなしてみせるキアヌにも脱帽。
ジョンと肩を並べる殺し屋達も凄くカッコよかったです。3時間が全く苦ではありませんでした。
でもこれでシリーズ完結なんでしょうか。何だかとても惜しいですね。

36.キングダム 運命の炎

f:id:RH6754:20231007234134j:image

前半は嬴政の過去にフォーカスし、後半は合戦の描写に徹底。前作が終始合戦しかしなかった分、今作はメリハリの効いた構成が良かったですね。
セットにもアクションにも拘りが見られ、近年の実写邦画でもトップレベルの人気というのも納得です。
物凄く続きが気になる終わり方したので早く次を見たい。

37.大雪海のカイナ ほしのけんじゃ

f:id:RH6754:20231015174833j:image

TVアニメ版は序章の物語がゆったり進む感じでしたが、今回は映画の尺で綺麗に終わりました。
やはりラピュタナウシカの影響が強いのは見て取れるのですが、独特の空気感でちゃんとカイナの世界になってますね。世界観は本当に秀逸です。
フラグは立つけど露骨な恋愛描写は無いのも良かったです。

38.北極百貨店のコンシェルジュさん

f:id:RH6754:20231022105154j:image

心温まる人情ならぬ動物情物語。新人ならではな危うさや突っ走りがあっても、色んな経験を経て成長するアキノの姿に心を打たれました。
70分という尺の短さでありながら皆キャラが立っており、独特な絵柄も含めもっとこの世界にいたいと思わされた作品。
ラストは思わず涙を流してしまいました。

39.火の鳥 エデンの花

f:id:RH6754:20231104233405j:image

近親相姦が無くなってるの含めて原作の毒気が所々抜かれてる感じはありますが、総合的にはエモーショナルな新解釈版として上手く纏まってると思います。
キャラで特に変化が大きかったのはズダーバンですが、演技も込みでインパクトのあるキャラになってますね。ただ丈二の演技はこれ…どうした?

40.ゴジラ -1.0

f:id:RH6754:20231107003253j:image

山崎監督らしい、無難に楽しめる大衆娯楽映画だと思います。分かりやすい人間ドラマと癖の無い登場人物で、ゴジラの一見さんにも楽しめるのではないでしょうか。
シン・ゴジラ』と比較すると派手さはありませんが、今作も目を見張る映像センスです。
戦後日本の生きるのに必死な感じも良かったです。

41.駒田蒸溜所へようこそ

f:id:RH6754:20231110234903j:image

主人公の境遇と心理状態が今の自分に重なる部分があり、共感出来るポイントが多かったです。新卒が仕事を始めてから半年くらいっていうタイミングの公開が絶妙ですね。
アニメとしては物凄く真面目で愚直な作り。地味さは否めませんが、大人向けの温かい人間ドラマとしてとても良く出来てます。

42.マーベルズ

f:id:RH6754:20231111130656j:image

入れ替わりバトルは画面が暗いことを除けば面白い試み。
ただ、ストーリーは置いてけぼり。ドラマシリーズ見てれば分かるのかもしれませんけど、いい加減映画勢でもドラマ必聴みたいな方針やめてくれませんかね。
雪だるま式に大きくなって行くMCUですが、今後どうなるのか本当に想像つかないですね。

43.劇場版 ポールプリンセス!!

f:id:RH6754:20240114123508j:image

ストーリーは最低限で後はとにかくポールダンスの映像を見てくれという作り。
中々に潔い割り切りが見える映画ですが、それだけに3DCGで表現されたダンスムービーの数々はどれも非常にクオリティが高くて見応えがありました。
人気的にこの映画でコンテンツ打ち止めになりそうなのは勿体無いですね。

44.鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎

f:id:RH6754:20240114123512j:image

田舎の閉鎖空間における人間関係のドロドロと、水木&ゲゲ郎のバディが本作のウリ。鬼太郎をまともに見たのはこれが初めてですが、そんな自分でも普通に楽しめました。
全体的に人間ドラマ重視という感じですね。人を選ぶ内容な気はしますが、一部の人に刺さって人気出たのも理解は出来ます。

45.映画 窓ぎわのトットちゃん

f:id:RH6754:20240114123517j:image

戦時中の日本社会のあり様を子供の時点で描いたのが素晴らしい。戦争は大人の都合ですが、その大人の都合に全ての子供はなす術なく翻弄されるだけという悲しい現実をよく描けてると思います。
何かと戦争ごとで世間が湧き立つ今だからこそ多くの人が見るべき作品だと感じました。

46.屋根裏のラジャー

f:id:RH6754:20240114123521j:image

そこまで期待してる訳ではありませんでしたが、割と悪くない内容だったと思います。設定は少し複雑ですが。
悪役であるMr.バンディングの得体の知れない感じは個人的にツボでした。
ジブリを野暮ったくした感じのキャラデザが致命的な気がしますね…今年は宮崎駿監督の最新作が出ただけ余計に。

47.劇場版SPY×FAMILY CODE: White

f:id:RH6754:20240114123525j:image

オリジナルのストーリーですが、内容としては無難にいつものスパイファミリーと言った感じでした。無難過ぎる気はしますが、だからこそスパイ初心者にはコンテンツの入り口としてお勧め出来ると思います。
アニメ版見たのは初めてですが、声付きのアーニャは底抜けに可愛いですね。